こんにちは、デパコス番長の室長すこみみ( )です。 @scomimicosme1
雑誌で見かける可愛くてきれいな新作アイシャドウやリップ、試してみたいって思うことはありませんか?
うーん、なるほど。
たしかに、初心者じゃなくても、あのピカピカでやたらと立派なコスメカウンターに行き、忙しそうにお客さんにメイクしている店員さん(BA=ビューティーアドバイザー)に話しかけたり逆に話しかけられたりするのが怖いっていう人は多いはず。
BAさんのココが苦手
なんか忙しそうで話しかけられない
キレイすぎてビビる
わたしみたいな初心者が話しかけるのは恐れ多い
なんかすごいメイクにされそう
カウンターにいってもわたしのことなんか見てもくれない
話したら最後、買うまで解放してくれなさそう
デパコス(カウンター)初心者のあなたが苦手に思う理由って、こんな感じじゃありませんか?
デパコスカウンター攻略法1|買わなくても問題なし
もちろんそんなルールはないのはわかっていても、ほんとは暗黙のルールがあるように思っていませんか?
ウィンドウショッピングだけでも大丈夫
まず断言しますが、カウンターに行って買わないで帰っても、いやな顔なんかされません。
バブル期じゃないので、今は即決で買わないのが当たり前。ましてわたしのようなコスメフリークでもない限り、アイシャドウをいくつも買ったりする人なんていないので、じっくり選んで試して買うのが当然だって、BAさんだって思っています。
声をかけられたら「今日はちょっと一人で見させてください」って言っても問題なし。BAさんは「かしこまりました、ご用があればおっしゃってくださいね」といってくれます。
「買わないけどつけたい」はNG!「素敵だからつけてみたい」が正解
買う気がないからと、いきなり「買わないけどつけてみたい」っていうのは言い方としてそっけないですよね。「買わないけど」ではなくて「素敵だからつけてみたいんですけれど…」っていうのが素敵です。
あとよくあるのが、断るタイミングがつかめないっていう場合。
タッチアップ(お試し・メイク直し)をしてもらっている間って、慣れていないと「どうしよう…こんなにしてもらったら断れない…買うつもりない…あああああ」って、気もそぞろになりませんか?
こんなときは「今日は下見だけのつもりで来たんですけど、やっぱり試したくなっちゃって…もし決めきれなかったらごめんなさい」と素直にいっておきましょう。
後で書きますが、タッチアップを勧めてくれるときって、相手にも比較的余裕があるときですから、気持ちよく「もちろんです!ぜひきれいになっていってくださいね」といってくれます。
紹介したいBAさんの気持ちも大切にしよう
忙しい中、丁寧に声をかけてくれるBAさんには、こちらもきちんと答えましょう。
「ごめんなさい、今日は時間がなくて」とか「今日は見てるだけなんですが、ぜひこの次お願いしますね」とかいえるようになるとオトナ。
メイク初心者・デパコス初心者であっても、おつきあいのしかたは普段の社会生活と同じです。こちらが丁寧にすれば相手も丁寧に応えてくれるもの。
ウィンドウショッピング自体にはまったく問題はありませんが、無視したりつっけんどんな態度をとったりするのは避けましょうね。
デパコスカウンター攻略法2|BAさんにも自分にも余裕のある時を狙う
声を掛けられたくないんだったら、わざと忙しそうな時間を狙うっていうのもありですが、そうすると買うこと自体に時間がかかっちゃいますよね。
初心者さんが勇気をふるってタッチアップをしてもらう、あるいは相談に乗ってもらうなら、
- まずはあなた自身にゆとりのある時を選ぶ
- コスメカウンターやBAさんが忙しくない時を選ぶ
ようにしましょう。
避けた方がいい曜日と時間帯
あなたが主婦でもお仕事をしている人でも、忙しい日・曜日・時間帯ってありますよね。コスメカウンターも同じ。
そういうときを避けることが、相手がイラついてなくて、やさしくしてもらえるコツです。
避けた方がいい時間帯 | |
平日 | 17時頃~20時頃 |
土曜日 | 午後~20時頃 |
日曜 | 午後~18時頃 |
いつでも | BAが少ない時(休憩で減っている時) |
平日の閉店前は、わたしたちも買い物による時間帯。買うものが決まっていたって、結構待たされます。
土曜日は次の日も休みのお客さんが多いから、午後以降はどの時間帯もだいたい混んでいます。逆に日曜は次の日に備えて早めの帰宅になる人が多いから、土曜日よりは混雑は早めに収まる感じ。
あとはやっぱり人が少なそうなときは難易度が高いですよね。BAさんが一人きりの時間帯はやめておくのが無難です。これらのタイミングは、もしタッチアップしてもらえたとしても十分なコミュニケーションが取りにくい!初心者さんの大切なファーストコンタクトには向かないので要注意ですよ。
おすすめの曜日と時間
攻略しやすい時間帯は、単純に言ったら上の時間帯以外。
平日でも土日でも、開店から早めの時間はまだお客さんが少なく、お互いに余裕があります。お仕事の休みを平日に取れるなら、まずはそこからトライするのがおすすめです。
こんな時・こんな店舗も要注意
大手ブランドだと、ときどき専属メイクアップアーティストが来店して、メイクイベントを行うことがあります。そういうときはいつもより買うお客さんが多いし、予約客優先なこともあるから、避けておきましょう。
また、はじめてなら、うめだ阪急とか伊勢丹新宿本店みたいな大きな百貨店はハードル高すぎ。
デパコスカウンター攻略法3|わからないなら素直に伝えればOK
来た目的は伝えよう
どうしたいのかわからないなら、自分の悩みを伝えるだけでも大丈夫。悩みを解決したい、ということがもう目的ですから。
誰だってはじめは初心者です。上手に表現できなくっても当たり前。落ち着いて「うまく言えないんですけど…」っていえばいいんです。
なりたいイメージだけでも言えればいい
「明るい感じにしたい」「キツいイメージをなくしたい」「大人っぽくなりたい」ということを伝えるだけでも、BAさんにはヒントになります。
なりたいイメージだけでなく「こういう感じは好きじゃなくて」と、なりたくないイメージを話してみるのもありですよ。
こだわりを捨て、相手が感じる自分のイメージを聞いてみるのもおすすめ
自分の好きな色が必ずしも似合う色とは限らないし、なりたいイメージが自分に合っているとも限らないんですよね。
わたしは自分の持っているイメージを伝えるだけでなく、BAさんに、わたしから受けるイメージや、わたしに似合いそうなものを提案してもらうこともよくしています。
自分一人なら絶対に選ばない色が、びっくりするほど色っぽく見えたり、垢ぬけて映ったりするので、他人目線で選んでもらうことにもぜひ挑戦してみてほしい!
いつものあなたでいいけれど、すっぴんや構わなさすぎる格好でいっちゃダメ!
美容院に行くときにも言えることですが、いつものあなたを見てもらって、そのイメージで作ってもらうのがおすすめです。
通勤メイクを教えてほしいなら、お仕事に行くときのキレイめスタイルでカウンターに。高いものを身に着けるとか、いつもしないようなめちゃくちゃ手をかけた髪型にするとかは不要だけれど、キレイにしてあげたい、とBAさんに思わせるような雰囲気は大切です。
あなた自身がキレイになりたがっている、ということが伝わらないといけないので、すっぴんやご近所スタイルで行くのはやめましょう。
デパコスカウンター攻略法4|断りにくい時は魔法のワードを唱えよう
これが最大の難関だと感じている人は多いはず。こんな時にわたしが使わせてもらう、魔法のワードをお教えします。
おそらくはBAさんだって、こういう決まり文句には慣れてるはず。訪問販売ならそれでも押してくると思うけれど、コスメカウンターならすっと解放してくれますよ。
なじみ具合を見てみたいから
ファンデーションや色物アイテムで使えるセリフ。
とくにファンデについては、光の加減や時間の経過によって印象が変わることもあるから、BAさんも賛成してくれます。
「ちょっとほかの売り場を回って、その間になじみ具合をチェックしてみたいんですけどいいですか?」といえばOKです。
肌に合うかどうか、一日様子をみたい
スキンケアやファンデーション、口紅のように、肌荒れの原因になりそうなアイテムをお試しした時にいいましょう。
実際、その時はいいと思っていても、時間がたつと荒れたりかゆくなったり、ということが出てきてもおかしくありません。だから「今はとっても気に入っているけれど、時間がたっても大丈夫かどうか、一日様子を見てもいいですか?」というセリフは有効です。
BAさんも、スキンケアやファンデーションならサンプルを2回分くらいくれるはずですが、上のセリフに合わせて「サンプルをいただければ、続けて使ってみて調子を確かめたいんですけど、いただけますか?」といいましょう。
これ大好き!第一候補!
これはわたしオリジナルのセリフなんですが、洋服を試着した時にも使うのが「わーー、これ大好き!第一候補にします!」。
すごく気に入っているけれど、それを確信したいから、ほかもちょっと見てみますね、という意味です。実際そうなんだけれど、時にはほかのお店でも同じセリフいっちゃったりするの…ごめんなさい!
「ほかも試してみて、よかったら戻ってきますね!」と明るくお願いして、いやな顔をされたことはありません。こちらも悪びれず、素直に明るく言いましょう。
実は(別ブランドの)○○と比べてみたくて
「第一候補」の時と同じですが、素直に白状するのが一番です。
特に新色の出るタイミングなら、あれもこれも欲しくなるし、ファンデーションなど、顔がいくつあっても、お金がいくらあっても、足りないくらいになります。
そんなことはBAさんは百も承知なので(といいつつ、実はあんまりほかのブランド商品は知らないふりをされることもあります)、「実はシャネルさんのクッションファンデも気になっていて、比べてみたいんです」とか「実は今ディオールさんのリップを試してきたところなんですけれど」といえば、ごり押しはせずに「ぜひ比べてみてください、迷いますよねー」といってくれます。
今使ってるのがなくなったら
これは実際ありますよね(でもわたしの場合、なくなってなくても買っちゃうことが多すぎる…!)。そしてこれも「第一候補」系のセリフです。
「すごく気に入りました!でもまだ今使っているのが少し残っているから、なくなったら買いに来ますね」といえば、「ぜひそうなさってください、お待ちしています」と商品を控えてくれたり、サンプルをくれたりします。
お給料が出たら来ます
「わー、すごくほしい!今度のお給料が出たら、すぐ買いに来ますね」というのも有効です。
その場合、「お取り置きしておきましょうか?」と返されることがありますが「うーん…大丈夫です、ありがとうございます。」といってOK。無理強いはされません。
番号控えておいてくれますか?
ほかのセリフとの組み合わせで「ほしいので、番号を控えていただいていいですか?」とお願いすると、買う気があると思ってもらえるのでこちらも気が楽になります。
たまに、ほかの店舗やアマゾンで買われると意味がないと思うのか、カードに書いてくれずに「こちらで控えておきますね」といわれるので、本当に欲しい場合は気をつけましょう(わたしならこっそりスマホにメモしておきます)。
カードに書いてくれる場合は、BAさんは自分の名刺に書いて渡してくれることが多いです。そんな時は、実際次に行ったときに指名してあげましょうね。
デパコスカウンター攻略法|まとめ
- デパコスカウンターを恐れる必要はありません。買わなくたって行って大丈夫!
- 気持ちよく相談するなら、BAさんにも自分にも時間の余裕のある時を狙いましょう。
- 相手はプロ。自分の言葉でなりたいイメージを何となくでも伝えてみましょう。
- 断りにくい時も無理に買わないで!魔法のワードを使ってみましょう。
わたしはフラッと寄るよりも「今日は行って楽しむぞー」と目的をもって思っていくことが多いデパコスのカウンター。
BAさんて、あなたが思っているよりずっとやさしくて親切です。怖がらずに、ぜひ楽しみに行ってみてね。