ポイント
この記事では、マスクにつきにくいと話題のシュウウエムラ「アンリミテッドラスティングフルイド」のレビューと「ペタル55 ファンデーション ブラシ」の使いかたをくわしく解説します。
こんにちは、あいかわらずファンデーション収集癖の治らないすこみみ( )です。 @scomimicosme1
マスクにつきにくいファンデーションを探して、テストして…をこの1年繰り返していますが、実は手軽でラクチンなものを探しているうちに通販系にはまり、このところデパコスファンデにはあまり手を出していませんでした。
そんなわたしが最近ひさしぶりに買ってみたのがシュウウエムラ!
リキッドなのに、なんならフェイスパウダーがなくてもマスクにつかないといわれている「アンリミテッド ラスティング フルイド」が気になったんです。
このファンデと以前からわたしも愛用してきたファンデーションブラシ「ペタル55」の相性がとってもいい!ササッ、トントンで、めちゃくちゃ密着するんです。
とはいえ、YouTubeなどでみていると、薄づき!といってるもののマットに見えるし、乾燥やヨレがどうなるのか、50代半ばの乾燥年齢肌でもいけるのか、ちょっと心配でもあります。
そこで、現品を実際に購入したわたしが、ペタル55ファンデーションブラシの使いかたも解説しながら、正直な感想を書いていきます。
シュウウエムラ アンリミテッドラスティングフルイド
アットコスメのベストコスメアワード2020でリキッドファンデーション第1位を獲得した「アンリミテッドラスティングフルイド」。
「ラスティング」というキーワードが入っているだけあって、崩れにくいロングラスティングファンデーションのようです。
どんな肌色にもマッチする、
アジア人のための24色
ファンデーションを感じさせないほど、
薄くて軽いテクスチャー
汗・湿度に強く
マスクにも色移りしにくい
ロングラスティング
優れたカバー力で
ナチュラルな均一美肌へ導く。引用:シュウウエムラ公式サイト
商品概要
概要 | |
価格 | 6,160円(税込) |
内容量 | 35ml |
紫外線予防効果 | SPF24、PA+++ |
色展開 | 全24色 |
色の選びかた
実店舗でならBAさんに選んでもらえますが、オンラインで購入するとなると困ってしまうのが色選び。
まして、24色もあると、確かに自分の肌にピッタリのものはあるんでしょうが、その選びかたがよくわからない!
ココがポイント
- 中央の数字で「明度」(明るさ)を選びます
- 左側の数字で「色相」(色味)を選びます
中央の数字が大きいほど明るい色
上の写真の真ん中の段には「534」~「594」まで幅がありますが、この場合、中央の数字がいちばん小さな534番が最も暗い色、そして数字の一番大きな「594」がもっとも明るい色となります。
左側の数字が大きいほど黄みよりの色
数字が小さいほどピンク寄り、中央の「5」はニュートラル、そして一番大きな数字の「7」に近づくほど黄みが強くなります。(公式サイトでは黄み寄りを「ヘルシー」と表現しているようです)
ココがポイント
わたしのカラースペックは、イエローベースのパーソナルカラースプリング。資生堂でいえばオークル10あたりの明るめの色が似合います(サロンで診断済み)。
最近のデパコスではすっかりおなじみになったバーチャルシステム(自分の顔写真を使ったりライブで顔を映したりしながら色を合わせるシステム)をシュウウエムラでも採用していて、オンラインショップではこれで色合わせをしたり比較したりして検討できます(アンリミテッドファンデーション ファインダー)。
このファインダーを使って何色か検討しましたが、本当のところなんともいえず、結局無難に標準色「594」を購入してみました。一緒にサンプルで「664」のパウチがついてきたので、そのスウォッチを載せますね。
たしかに、明るさは同程度ですが664番の方が黄みが少し強く見えます。そして、標準色とはいっても564番はけっこう暗い色、そしてニュートラルといっても黄みを感じる色だと思いました。
このファンデーションは「アジア人のための24色」だということなので、黄みよりの色がたしかに多いように思います。普段ほかのブランドで標準色を選んでいる人も、このファンデーションの場合は少し暗く、そして黄みを強く感じるかもしれません。
使いかた
ファンデーションをブラシになじませてから顔につける
ファンデーションを手にとり、ブラシやスポンジになじませたてから、頬、口周り、鼻、額、目周りの順に塗っていきます。シュウウエムラの公式的には「ファンデはブラシやスポンジにとってから肌にのばす」のが推奨のよう。
ただしこれだとかなり薄づきになるので、わたしは試しに頬に3点おきして、それをペタル55ファンデーションブラシでのばし、ブラシに残った分で気になるところにポンポンとタッピングしてみました。こちらの方がやはりしっかりつく感じでカバー力も増します。
それなのに、時間がたってもヨレや崩れはごくわずかにしか現れませんでした。1回量は「1プッシュ」とありますが、かなり伸びの良いファンデーションなので、わたしには多かったです。1回半プッシュでもよいと思いました。1プッシュだといくらなんでも厚塗り、という感じです。
仕上がりの好みに合わせて、フェイスパウダーを
フェイスパウダーをつけなくても、マスクに色移りはほとんどしません。なので、ツヤっぽい仕上がりを好むなら不要。
ただ、わたしはここで、ひと塗りで影もツヤも作ってくれる「3D フェイス シェイプ パウダー」を使いました。
一般的なコントゥアリングパウダーやハイライトパウダーと違って、これはこの一品をフェイスラインや頬の高いところなどに大きなブラシでふんわりつけていくだけで、勝手に影やツヤがでてくれます。ものすごく画期的!しかも影は暗くつきすぎることがないから日本人にもぴったりの立体感メイクになります。コントゥアリング大好きだったわたしですが、こんなに楽にできたのは初めてです。
ブラシは写真の「ブラシ 27 N」が専用で、とてもやわらかくて気持ちよく、ふんわり伸ばせます。でも、このサイズのパウダーブラシなら代用できそう。
実際に使った感想① 仕上がりの質感、時間経過後の状態は?
仕上がり直後はかなりきれいです。ただ、時間が経つと、乾燥エイジング肌にはちょっときつかったかなという感想です。
コンシーラーを使わず、シミや肝斑の部分は後から追加でポンポンすれば消えるので、カバー力もなかなかなものです。
マットといってもツヤも残る「つやマット系」で、パウダーをかけなければ頬などの高い部分はツヤっと見えます。
今回はシュウウエムラ推奨のブラシに取ってから塗る、ではなく肌においてからブラシで伸ばす(YouTuberさんもそのパタンが多い)塗り方をしたので、ちょっとしっかりカバー感がありました(半プッシュでも)。
そして、時間とともに、アップで見てみるとちりめんジワが目立ち始めたのには、ちょっとショックでした。乾燥に加えて、ちょっと肌が疲れた感じ。
2日連続して使ってみて、やや薄塗りだった日の方はそこまで肌疲れや乾燥が見られなかったので、隠したいからとあまりしっかりつけない方が良いと思います。
実際上の写真で分かるとおり、なんというか、密度が濃く、少量でもカバー力が感じられるので、アラを隠したい人は、全体を薄くして、気になるところのみ追加してカバーするという方法をとるのがおすすめです。
実際に使った感想② 汗・水、マスクへの耐久性は?
もう一つ大切なポイントは、落ちにくさ、崩れにくさ、そしてマスクへのつきにくさ。
その点については、非常に優秀だと思います。カバー力があるのにヨレないし、マスク移りもほとんどしないし、崩れも少ない。
上から水スプレーをガンガンかけてみてもキレイにはじく耐久性。
そのあとでティッシュで押さえたんですが、スウォッチ用に厚めにつけていたのにもかかわらず、落ちにくかったです。
もちろんマスクをしばらくつけていてもこの通り。蒸れやこすれにも強いので、頼もしい。
肌のアラを隠しつつ、マスクを外しても恥ずかしくない結果を出したい、という人にはとてもあってると思います。
実際に使った感想③ 色選びは大失敗!もし色が合わなかったら?
問題は色選び。やっぱり多すぎて自分では判断しにくいです。
アンリミテッドファンデーション ファインダーを使ってみましたが、光の具合にも影響されるし、決め手となる一押しをしてくれるBAさんがいない中での24色からの選択は、けっこう難しい!
許される状況であれば、やはりカウンターに行ってみてもらうのがおすすめです。
実際、わたしは色選び、失敗しました!
やすくはないデパコスで、しかも量も多いし、大ショック…
シュウウエムラの公式サイトで購入した場合は、WEB限定で送料・手数料無料、すでに使ってしまっていても1回希望の色と交換してくれる「アンリミテッド ファンデーション色交換サービス」というありがたいサービスを受けられます。
希望の色を伝えると、ヤマト運輸さんがその色を届けてくれ、そのまま最初に買った商品を箱に入れ替えて渡すだけ(着払い伝票が箱に入っているので、それを出して使います)。なんという神対応。
シュウウエムラ ペタル55 ファンデーションブラシ
ペタル55ファンデーションブラシは、高密度にシンセティックの毛(合成毛)が植わっているカブキタイプのフラットブラシでBAさんによると「たしか19万本」毛が植わっているそうです。(調べてみたらほんとに 19万本でした)
一般のファンデーションブラシと異なり、柄がとても短く、独特のルックスです。
わたしは発売当時にすでに購入していたのですが、今回上の写真の限定バージョンを買ってしまいました。
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サイズ感
これが19万本の毛が植わったブラシ面。
みっちり密集していて、人工毛だから肌触りがよく、とてもやわらかくて柔軟性があります。面積かなり大きいです。
もっとも長いところでやく5.5cmと、ブラシのなかではかなりの大判です。一時期流行した歯ブラシ型のブラシ(アーティスのブラシが有名ですね)くらいじゃないですか?これを超えるの。
こんなに大きいと「使いにくくないのかな」と感じてしまいますが、実はこの大きさがポイント。
ブラシ面が大きな分、広い部分であれば半顔なら2回なでるだけで済んでしまうので超時短。BAさんは「慣れれば30秒」といっていました。
2回なでるだけということは、それだけ肌に摩擦の刺激を与えずに済むということでもあるので、肌にも優しいブラシだといえそう。
使い方
シュウウエムラのカウンターで教わった「手に取ったファンデーションをブラシにつけて使う方法」(シュウウエムラ推奨)を解説しますね。
ファンデーションの取りかた
手の甲に取ったファンデに向かって上から垂直にブラシをおろして取るのはダメ。1か所にファンデが固まってしまい、ムラの元になっていまいます。
BAさんに教わった取りかたは、写真のように長辺の下(矢印の先端の方)を最初に手の甲にあてて、矢印の方向になでおろすようにしてファンデーションをそぎ取る方法です。
こうすると、面全体にファンデーションがまんべんなくつくので、ぜひ試してみてくださいね。
顔へのつけかた
顎に広い面をあてて、そこから頬骨の辺りまで引き上げるように大きく撫で上げます。
2回目は初めより少し上の位置から。この方法で、2~3回でつけ終わると思います。
細かいところはブラシの狭くて面積の小さいところを使えば、思うよりもかなり簡単につけることができます。
使用感
ブラシの肌触りはとても良いです。
私はどちらかというと天然毛より合成毛のほうがチクチクを感じなくて好きなんですが、これも合成毛なので気持ちよく使えます。
高密度で毛が植わっていて、ムラなくつけられるところも超絶お気に入りです。
柄が短いことで使いにくくないかな、と思っていたとは上でも書きましたが、かえって操作しやすく、力を加減しやすいように思います。
面積が大きいのであっという間に広げられ、狭い部分も思った以上に簡単につけられるので、メイク初心者さんでも扱いやすいですよ。
洗いかたとお手入れ
毎回の使用後はティッシュでぬぐうだけ。とっても簡単です。
反対に、週1回くらいの頻度でちゃんと洗う場合は、毛量が多く密集している分、少し乾きにくいかもしれません。
柄が長ければブラシホルダーに吊り下げるようにしておけば風通しもよくて乾きやすいけれど、このブラシの場合はタオルの上に寝かせて乾かすしかありません。
まとめ|シュウウエムラ アンリミテッドラスティングフルイド&ペタル55ファンデーションブラシ
マスクにつきにくいと評判の、シュウウエムラ アンリミテッドラスティングフルイドと、これをつけるのにぴったりのロングセラーブラシ、ペタル55ファンデーションブラシの使いかたをくわしく解説しました。
アンリミテッドラスティングフルイドの特徴と使用感は
ココがポイント
- 全24色、アジア人のための色ぞろえで黄み寄り多し。色選びはやや大変。
- 薄づきなのにカバー力があり、伸びもよいので、少量を全体につけ、気になるところだけ追加するほうがいい
- パウダーはつけてもいいけど、つけなくてもヨレにくい
- 汗・水につよく、マスクにもつきにくい
- 乾燥肌、年齢肌はサンプルでテストした方がいい。わたしはちりめんジワと肌疲れがでた
そして、ペタル55ファンデーションブラシは
ココがポイント
- 19万本の合成毛がみっちり植わった柔らかく肌触りの良いブラシ
- 広いブラシ面にファンデーションを取ってつければ、あっという間にキレイに肌にのばせる
- ポンポンと気になるところに優しくたたきこめば、しっかりカバーできる優れもの
- ほかのファンデーションでももちろん使いやすいから、これは超おすすめ
という感じでした。
色については、もししくじっても送料手数料なしで取り換えてくれる(1回のみ)という点が優れています。
ちょっと辛口の評価になってしまいましたが、全体的には優秀なファンデーションですし、マスクにつきにくいというのは今とても大切なポイントなので、試してみる価値は高いファンデーションです。