こんにちは、室長のすこみみ(@scomimicosme1)です。
@cosmeベストコスメをはじめ、ベスコス総なめのオペラの「リップティント」など、リップティントの人気は天井知らず。
パッケージや見た目の色がかわいらしいものが多く、似たような色や特徴なのにパケ買いでどんどん増えてしまいます(いまや室長のポーチはティントだらけで唇が足りません)。
ただ、そうやってせっかく買ったものの、
- 唇が荒れやすい
- 色が残って落としにくい
- 唇の色が濃いと、思ったよりも発色が強くなりすぎる
などの悩みがあるのも事実。
そこで今回は、買ったティントを使い倒すために私が調べた
今回のポイント
- リップティントの塗り方
- 落ちにくいリップティントのきれいな落とし方
- リップティントの強さに負けない、唇の荒れ対策
など、お悩み解決方法についてまとめます。
リップティントの特徴
リップティントの"tint"とは「(薄く)色をつける」「ほのかな色」という意味。
リップティントはその意味通り、口紅やリップグロスのように唇の表面を色づけるコスメではなく、唇そのものを色素で色づけるコスメです。
リップティントで色がつく理由
どうしてリップティントって、人によって色が変わるんでしょう?それにはいくつか理由があるんです。
唇の水分量
リップティントは唇の水分量によって発色が変わるコスメ。
水分量が多いほど濃く発色します。
唇の温度
唇の温度によってもティントの発色は変わり、温度が高くなると発色が良くなります。
唇のpH
もう一つの理由が唇のpH(酸性やアルカリ性の成分程度を表す単位)です。
リトマス試験紙を思い出してください。pHによって色が変わり、酸性に傾くほど赤くなりますよね。
リップティントもpHが低いほど、つまり酸性に傾くほど色が濃くつくそうです。
人間の唇の表面は、基本的にはpH5~6の弱酸性なのですが、様々な変化によってこれが酸性に傾くことがあります。
たとえば酸っぱいものを食べたときには酸性になりますし、ストレスを感じることでも酸性に傾くそうです。
酸性に傾くとティントがより強く発色し、唇の色が濃くなるということです。
ということは、同じティントをつけていても日によって、場合によっては同じ日でも状況によって色が変わるということですね。
リップティントの良いところ
このように発色に関して独特の特徴をもつリップティント。
まずはリップティントの特徴による良い点を見てみましょう。
落ちにくく色持ちが良い
口紅やリップグロスよりも落ちにくく、食事をしたあとであっても色が残るというもちの良さが魅力です。
透明感がある
普通の口紅と違って色がついても透明感がある、でもリップグロスより発色が良い、というのが大きな特徴です。
他の人と違う仕上がりになる
また、自然な自分の唇の色を生かしたリップメイクのため、仕上がりがナチュラルになること、オリジナリティのあるメイクができることが良い点です。
さらにグラデーションがつけやすいのも特徴です。
リップティントのお悩みポイント
いいところもある反面、リップティントには困った点もあります。それが今回のテーマですよね。
唇が乾く・荒れやすい
リップティントを使うと、どうしても唇が乾いて荒れやすくなります。
これは唇に色を乗せるのではなく、唇に色を染み込ませるという特徴のためです。
私もそうなのですが、もともと唇が荒れやすい人はとくにこの点への注意が必要です。
落としにくい
唇に色を染み込ませる特徴のため、同時に落としにくい、というデメリットも生じます。
普段のクレンジング剤だけでは唇に色が残ってしまい、唇の荒れの原因になるので注意が必要です。
思った通りの色にならない
他の人がつけているのを見て同じ仕上がりを期待しても、その人と自分の唇の水分量やpHが同じとは限りません。
したがって、同じリップティントを買ってつけても自分の期待したほど発色しない、あるいは逆に発色しすぎて期待した淡い色にならない、ということが生じます。
私の場合はどちらかというと濃く発色するのですが、自分の好みは淡い発色なので、いつもちょっと期待外れになってしまいます。
発色が良いのは悪いことではないのですが、私は顔立ちが派手で、あまり発色が良すぎるとメイクした感が強くなりすぎてしまうのです。
そのため、リップティントを使うときは、そうならないように工夫が必要になってきます。
リップティントを塗る前のケア
困った点はあるけれど、やっぱりリップティントの良さは見逃せない!
そこでまず気をつけたいのが、塗る前のリップケア。
キレイに、かつ唇を荒れさせずに使うためには、普段以上に注意する必要があります。
角質ケア
リップクリームによる保湿の効果を高めるためには、唇の角質を適切に取り除くことがまず必要。
唇専用の角質ケアアイテムを加えれば、そのあとのリップクリーム・リップティントのノリもよくなってより美しい仕上がりになります。
私はリップスクラブを愛用していましたが、これが案外メイク前にはやっかい。
そこで最近使っているのがリップ専用の角質ケアアイテム、ブビブビリップです。
リップ専用の角質ケアアイテム、ブビブビリップ
これは今、私が週に2回くらい使っている、最新の角質落としアイテム、ブビブビリップ。
ブビブビリップは下の写真のように、唇につけると泡がプクプク出てきて、それをしばらく置いてから優しくこすると、モロモロポロポロしてくるんです。
このモロモロと一緒に角質が落ちる、というしくみなんですけど、刺激も少なく、スクラブよりも後処理が簡単なのがお気に入り。
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【詳細レポ】ブビブビリップの使い方と効果を実際に使って口コミ。泡で唇の角質は落とせるの?
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保湿
いらない角質を取り去ったら、こんどは保湿。
夜はもちろん、メイク前にも入念に、下地として保湿効果の高いリップクリームや唇美容液を忘れないようにしましょう。
リップティントの上手な落とし方
不要な角質を取るアイテムを使うなら、その前にきちんとティントを落としておくことが大切です。
ここではリップクレンジングを一緒に見ていきましょう。
専用リムーバーを使う
唇に色素を染み込ませて色づけるリップティントは、色の持ちが良い分落としにくいです。
だからクレンジングも丁寧に、ポイントメイク専用のリムーバーを使って落とすことが大事です。
ティント大好きな韓国のコスメには、リップティント専用のクレンジングがあるので、それを使うのがおすすめ。
ミシャ|オールキル ティントリムーバー
無色透明のトロンとした液体リムーバー。
ティントに特化しているそうで、普通の口紅はあんまり落ちないみたいですが、ティントとなると、ポイントリムーバーよりもずっと有能に落としてくれます。
落とした後の唇の荒れもないのがうれしい、甘いキャンディのような香りもくすぐってくれますね。
エチュードハウス|オールフィニッシュ リップティントリムーバー
リップティント用のリムーバーをもうひとつ。こちらも韓国コスメのエチュードハウスから。
こちらはチューブ式で、シアバター配合。落とした後の唇の保湿もしっかりしてくれます。
落としきれない時の工夫
というのもよくあること。
そんなときは、さっき紹介したブビブビリップを使うとすっきりします。
リップティントで思い通りの色を出すための工夫
先ほど書いたように、リップティントの発色は唇のpH値や水分量の影響をうけます。
発色が良すぎる人、悪い人、それぞれの工夫をお教えします。
発色が良すぎる場合の工夫
私はかなり発色するタイプなのですが、はっきりした顔立ちのため、普段はもう少し発色を押さえたい。そんな時の工夫をお教えします。
コンシーラーやヌードカラーのペンシルで色を抑える
唇をリップコンシーラーやヌードカラーのリップペンシルで唇を塗りつぶしてからリップティントを使う方法は、普通の口紅でも使う手ですよね。
青み系のグロスやオイルで赤みを抑える
こちらのほうがティントの良さを消さないかな、と思うのが、ティントの後に青やグリーン系のグロスやリップオイルを重ねて赤みを抑えるという方法。
クラランス|コンフォート リップオイル 06ミント
もともとはピンク系がほしかったのですが、やはり発色が良すぎるということで、色の出ない、むしろ抑えてくれるこちらを買ったんですが、それがティントの発色を抑えるのに一役買っています。
こちらはつけるとちょっとスースーして、プランパーの役割もしてくれるそう。
RMK |リップジェリーグロス 03 ベビーブルー
これはかなり人気の出たブルーグロス。
RMKのグロスはスパチュラでつけるタイプ。しっかりと唇に乗ってくれます。
発色が悪い場合の工夫
私とは反対に、色素が薄いというか、唇の元の色があまりないという方もいますよね。
そんなときは、つける前に唇を温めて血色をよくするとよいそうですよ。
リップティントの塗り方と落とし方・荒れ対策|まとめ
- リップティントの悩みは「荒れやすい」「落ちにくい」「思った通りの色にならない」。
- 荒れると色も乗りにくいので、不要な角質を落とすケアをしましょう。
- 普通のポイントリムーバーで落ちにくいときは、ティント専用リムーバーを使えば解決。
- 発色が良すぎて困るなら、上から青みのグロスやオイルを使ってみて。
すごくかわいいので、ぜひとも使いたいリップティントですが、落ちにくいという欠点で唇が荒れないようにするには、きちんとしたケアは必須。