こんにちは、長風呂大好きなすこみみ( )です。 @scomimicosme1
CMでよく見る、お風呂に入って濡れた手でメイクを落としてシャワーで流して…ってあれ、どのタイミングでやってるんでしょうね。
バスルームに入ってすぐにあんな風にメイクを落としてゆっくり半身浴して本読んで…ってリラックスするんですが、最初にメイク落としして半身浴って、実はひどく肌が乾燥するって知ってました?
そう、抵抗あるんですよ。でも、メイクしたままお風呂、入浴後にクレンジング&洗顔っていうのが本当は正解。
ということで今回は、お風呂前後のスキンケアの間違いと正解について一緒に考えましょう。
お風呂でメイク落としや洗顔はNG!入浴前後のケア7つの大罪【チェック】
お風呂前後のケアって、結構思い込みでやっていることが多いもの。NG行動をしていないかどうか、まずはチェックしてみましょう。
お風呂ケア7つの大罪
- メイク落としや洗顔はお風呂の間にしている
- シャワーを直接顔に当ててすすいでいる
- 下を向いてシャンプーしている
- ゆっくり時間をかけて半身浴するのが楽しみ
- 身体は毎日しっかり洗っている
- 入浴後なんとなくスキンケアはあとまわし
- ドライヤーはていねいに時間をかけている
お風呂でメイク落としや洗顔はNG!メイクしたまま入浴が正解の理由
お風呂でのメイク落としは、実は肌に大きな負担がかかってしまいます。
お風呂前・中のメイク落としは必要な皮脂までうばわれて乾燥しやすい
メイクは油性の汚れなので、水やお湯だけで洗い流すことはできません。
そこで油性の汚れであるメイクを落とすのに使うのが、油分と界面活性剤などでできている、クリームやオイルなどのクレンジング料。
洗い流せるタイプのクレンジングを多いと思いますが、実は洗い流せるタイプのクレンジングって、界面活性剤がより多く含まれていて必要な皮脂まで一緒に落としてしまうので、肌が乾燥しやすくなるんです。
さらに問題なのが、洗い流せるタイプには濡れていても大丈夫なタイプが多いから、お風呂に入ってメイクを落とし、そのまま湯船でのんびり…ってなりやすいこと。でも、これが肌にはすごく悪いんです。
お風呂では、身体が温まることで毛穴が開いて水分が蒸発しやすくなっています。その状態でメイク落としによって蒸発を防ぐために必要な皮脂までとってしまうと、肌の水分がそのまま蒸発して乾燥してしまうんです。
肌の天然のうるおい成分である天然保湿因子(NMF)も一緒に流れ出るため、さらに乾燥は進みます。
天然保湿因子(NMF)
NMFは代表的な保湿成分のうち、角質層、角質細胞の中にあり、水を吸収し、保持する水溶性の物質です。人間自身がもともと持っていて、アミノ酸や尿素など約20種類の成分で構成されています。保湿力は強くはないものの、さらっとして使用感がいるので化粧水に良く配合されています。
蒸気が何となくミストっぽくてお肌によさそう、と思うかもしれませんが、メイク落としをしてすっぴんで蒸気にあたることは肌にとっては逆効果だと覚えておきましょう。
お風呂の中で洗顔も肌ダメージが大きすぎて危険
お風呂場のお湯の温度設定は身体が温まるよう、40℃くらいの高め設定になっていることが多いと思います。
でも、40℃のままで顔を洗ってはダメ!熱いお湯は必要な皮脂まで溶かしてしまいます。
ココに注意
- お風呂前にメイク落としをした場合は、スキンケアをしてから入浴しましょう。
- お風呂で洗顔した場合は、その場ですぐに保湿しましょう。
化粧水のあと、セラミドを含んだ乳液や、ある程度の油分を含んだ美容液を使うのがおすすめです。 - 顔に使うお湯の温度は体温より低く。32~33℃くらいにしましょう。
スキンケアについては、化粧水だけではすぐに蒸発してしまうから、オイルの入ったミスト(オイルインミスト)を使うのがおすすめ。
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乾燥肌に優しい洗顔料は?洗い方を見直して乾燥肌を改善!
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シャワーを直接顔にあてると必要な角質まで失う
お風呂にいるときのお風呂場にいるときの肌は、高い温度と湿度とで角質が柔らかくなっています。そこにシャワーをかけてしまうと、水圧の強い刺激によって、汚れだけでなく、お肌を保護するために必要な角質まで落としてしまうからです。
顔を下に向けてシャンプーするとシャンプー剤が肌に残る
”髪に優しい”とうたわれているものであっても、シャンプー剤は肌には刺激が強いもの。生え際を中心に顔にシャンプー剤がつきやすくなるので、下向きシャンプーは避けましょう。
ヘアブラシは後ろに向かってしないと顔がたるむといいますよね。それは、顔と頭皮は一枚皮だからです。お湯で肌が緩んだ状態で下を向いてのシャンプーは顔たるみの原因になってしまいます。だから、上向きでシャンプーするのが正解。上向きシャンプーは、肌の乾燥に加えてたるみ防止にもなるわけです。
また、頭皮の汚れと皮脂を溶かして落とすので、シャンプーに最適なお湯の温度は38℃と洗顔に最適な温度より高いのも問題。
顔の皮脂は36.5℃で溶けだすため、シャンプー時にお湯が顔にかかれば乾燥する、ということも一緒に覚えておきましょう。
ゆっくり時間をかけて半身浴するのは肌には逆効果
半身浴が美容に良いというのは、もう長いこと女性が信じてきたことだけど、半身浴は本来、高血圧の持病を持っていて脳卒中や心筋梗塞などのリスクがある患者さんが、急に血圧変動を起こさないようにする目的ですすめられていた入浴法。つまり半身浴って、もともとは美容のためのものではないのです。
半身浴≠肌に良い
代謝は半身浴では上がりません。筋トレのような運動によって上げるものです。また、汗は本来体温調節をするためにあるものなので、デトックスの役割も本当とは言えません。肌にいい、美容にいい、というのは思い込みなので気をつけて!
長くお風呂に浸かると肌がうるおった気がするかもしれませんが、40℃を超えるお湯に長時間入っていれば皮膚のうるおい成分であるセラミドや皮脂がお湯に溶け出し、乾燥します。つまり長時間の半身浴は美容に逆効果の可能性があるのです。
ココがポイント
- 半身浴よりも、肩までつかる全身浴がおすすめ
- お湯の温度は38℃~40℃のぬるめで
- 入浴時間は10分~15分で充分。長風呂は脱水も招くので気をつけて。逆に短すぎても身体が温まらないので、音楽を聴いたり好きな入浴剤を楽しむなどして10分は浸かりましょう。
- 寝る前の1~2時間前に済ませると良い睡眠を得られて肌のためにもGood!
長風呂は乾燥の元だし、睡眠時間が削られれば成長ホルモンが分泌されにくくてそれもまた乾燥の原因になります。ポイントを守った方法で入浴してくださいね。
お風呂でのメイク落としや洗顔だけじゃない!からだ洗いも肌の乾燥の原因になる
ここまでは顔の肌について考えてきましたが、もちろんボディの乾燥を防ぐことも大切です。
皮脂腺が多い箇所、たとえば胸の上側や両脇、背中の上側などは毎日洗っても大丈夫ですが、腕や脚は乾燥しやすいので毎日はNG。身体の洗い方にも気をつけないと肌は乾燥します。
ココがポイント
- 洗うときはボディタオルやスポンジは使わないで、手でなでるように
- 皮脂を落とした後でさらにお湯に浸かると、必要な保湿成分まで流れ出してしまうので、身体を洗うのはお風呂の最後に
お風呂でメイク落としや洗顔を避けるだけじゃダメ!入浴後のケアで肌を乾燥から守る
スキンケアはスピーディにおこなう
ライオンのデータによると、入浴後の肌の乾燥は、お風呂場を出て身体を吹いている間にも始まってしまいます。
そして20~30分後には、入浴前よりも肌が乾燥する過乾燥という状態になってしまうんです。
ココに注意
- 身体を洗うことにより肌のバリア機能が壊れ、はじめの方で説明したNMFが溶け出して、水分が蒸散しやすくなっています。
- お湯に浸かると角質は水分を含んで膨張して隙間ができてしまいます。そこからもNMFが溶け出すため、さらに肌の水分が蒸散しやすくなるのです。
こうした乾燥を防ぐには、少し水分の残った肌にセラミドなど保湿成分を含む化粧水や乳液をつけるのがおすすめ。
髪は低温ドライヤーを使ってすばやく乾かす
ドライヤーは、髪だけでなく肌まで乾燥させてしまいます。それを避けるためには、強めの温風を顔や身体に当てずに、すばやく乾かす必要があります。
わたしが使っていておすすめなのは、パナソニックのヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B。
ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B|パナソニック
低温ドライヤーをうたっているわけではないけれど、髪や地肌など、用途に合わせた5つのモードを使い分けて、地肌から毛先、お肌まで健やかに美しくケアしてくれる最上位機種、EH-NA0Bに、今わたしはどっぷりはまっています。
地肌の表面に水分が残ると、ベタつきなどの不快感の原因に。スカルプモードは、地肌にやさしい温度、約60 ℃※7の風で心地よくドライします。
引用:パナソニック公式サイト
それに、このドライヤーには、マイナスイオンで肌を潤すスキンモードもついています!
お風呂上がりの乾燥しやすい肌に、高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンを含んだ風で肌のうるおいを保ち、しっとり肌へ。
引用:パナソニック公式サイト
最近はこういうスキンケアにも使えるドライヤーがあるけれど、パナソニックのものより高いものがほとんどだから、わたしはお買い得だったって思ってます。
肌の乾燥はお風呂が原因?メイクしたまま入浴・後で洗顔が正解の理由|まとめ
- 大切なのは肌の保湿成分が流れ出さないようにすることです。
- お風呂前・中のメイク落としは必要な皮脂までうばわれて乾燥しやすい。
- お風呂の中で洗顔も肌ダメージが大きすぎて危険!
- シャワーを直接顔にあてると必要な角質まで失う。
- 顔を下に向けてシャンプーするとシャンプー剤が肌に残る。
- ゆっくり時間をかけて半身浴するのは肌には逆効果。
- からだ洗いや入浴後のスキンケア・ヘアケアも大事。
質の高いスキンケア化粧品を使うことはもちろん大切ですが、日々の習慣を見直すことも、乾燥を防ぐためにはとても重要。
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