最近は披露宴でも余興ではなく最初のご挨拶のお役をいただくことも増えてきた、室長のすこみみ(@scomimicosme1)です。
メイクが好きで、いろいろ研究していても、結婚式や披露宴といったフォーマルな場のメイクには悩みます。
ドレスコードや会場の格、時間帯やゲストの当日の役割など、シチューエーションによってふさわしいメイクは違うもの。
そこでこの記事では、あなたが初めての披露宴出席でも失敗しない、結婚式のお呼ばれメイクのマナーとポイント・コツについて解説しますね。
結婚式のお呼ばれメイクの基本マナー①|ドレスコード
ここではまず、結婚式・披露宴というフォーマルな場での装いのマナーを解説します。
式・式場の格と装い
普通のパーティとことなり、結婚式はフォーマルな集まりです。
フォーマルパーティの場合、開催される時間帯や場所、当日の役割によっても装いの格やマナーが違ってきます。
メイクは装いに合わせてするものなので、こうしたマナーを知らなかったために、当日恥ずかしい思いをしてしまうことのないようにしたいですね。
時間帯や立場に合わせて装いを変えるのって大変!そんな時にはドレスレンタル
ココがポイント①
ドレスコードを意識して、メイクはそれに合わせること。また当日の自分の役割や立場も頭に入れ、華やかさ優先かシックにまとめるか考えましょう!
結婚式のお呼ばれメイクの基本マナー②|花嫁が引き立つように
一般のパーティと最も違う考え方は「花嫁が主役である」ということです。
「花嫁よりも目立ってはいけない」というのが結婚式の女性ゲストの鉄則。
服装やヘアメイクが、花嫁よりも華やかであってはいけません。
したがって、たとえ露出が多くてよい夜の披露宴であっても、キラキラしすぎる大粒のラメを目元や肌にのせるのは控えましょう。
また、ほかのパーティーメイクならおしゃれと思われるかもしれない、モードな囲み目のアイラインのような黒っぽいメイクもふさわしくありません。
反対に、ナチュラルメイクが好きだからといって、普段のようなナチュラルなメイクで出席するのもNG。
結構見かけるのですが、これは絶体にやめましょう。
会場が華やかになることから、花嫁だけでなくお身内の方も、ゲストが華やかに装ってくれること自体はとても喜んでくださいます。
さじ加減が難しいのですが、結果的に花嫁がより美しく引き立つよう、派手にも地味にもなりすぎないように、ということを忘れないようにしましょう。
ココがポイント②
ナチュラルメイク・モード系やキラキラしすぎは避けて、花嫁が引き立つよう、派手にも地味にもなりすぎないようにしましょう!
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結婚式のお呼ばれメイクの基本マナー③|役割に合ったメイクを
花嫁と同年代の友人か、主賓で呼ばれるような立場か、あるいは身内か。
あなたがその結婚式にどういう立場・役割で出席するかによっても装いは変わります。
あなたが花嫁の同年代の友人の場合のメイク
同年代の友人であれば、お祝いの席に華やかさを添える、若々しくて、しかも清楚さもあるメイクであることが求められます。
あなたが新郎新婦の上司である場合のメイク
あなたが新郎新婦の上司で、主賓や乾杯のお役目をいただいている場合は、華やかでありつつ“デキる”印象を与える、上品で大人っぽいメイクがふさわしいでしょう。
さらに今どきは、お開きの前にダイジェスト映像が必ずといっていいほど流れるため、スピーチや余興で前に立つ方は特に崩れないメイクをして、アップに耐える万全の体制を整えておく必要がありますね。
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あなたが親族の場合のメイク
あなたが親族として出席する場合は二とおりです。
新郎新婦と同年代であれば、振袖で華やかに装うことも多く、その場合はお着物に負けない華やかさと清楚さが必要です。
また、年長者であれば、上品で華美すぎない、落ち着いたメイクが好ましいでしょう。
ココがポイント③
友人なら若々しく華やかで清楚な感じが喜ばれます。格の高いゲストなら上品でデキる女性のイメージが素敵です。また身内であれば、年齢に応じて華やかにするか落ち着いた仕上がりにするかを決めましょう。
結婚式のお呼ばれメイクの基本マナー④|昼間にふさわしいメイク
昼間の結婚式・披露宴、特に結婚式から出席する場合は、肌の露出を控え、光り物のアクセサリーは使わないというのが服装のマナーです。
したがってそんな昼間のフォーマルスタイルに合わせるメイクも、光るタイプのもの、大小のラメやメタリックなシャドウやハイライトは避けましょう。
細かくしっとりしたテクスチャーのパーリィなアイシャドウであれば上品できれいですし、口紅もグロッシーすぎずマットすぎない、ほど良いツヤのあるものがふさわしいでしょう。
ココがポイント④
昼間はキラキラ光るグリッターやグロッシーなメイクを避けましょう。パーリィなパウダーや程よいツヤのある口紅を使うと、服装にも合い、上品にまとまります。
結婚式のお呼ばれメイクの基本マナー⑤|夕方から夜にふさわしいメイク
夕方から夜にかけての披露宴では、昼とは反対にデコルテは見せて足元はロング、というイブニングドレスがもっともフォーマルになります。これに合わせ、アクセサリーも光る華やかなものがマナー。
したがって合わせるメイクは、こうした露出のあるイブニングドレスに負けない華やかさがあったほうがよいのですが、ここでももちろん最も大切なマナーは「花嫁が主役」「花嫁が引き立つように」ということ。
また、あくまでも結婚式・披露宴はフォーマルな席ですから、派手ならよいというものではない、ということも忘れてはいけません。
昼間は避けていただきたいラメを使うのも、適度であればOKですが、大粒のグリッターをつけたり、キラキラのついたつけまつげを使ったりするのはおすすめしません。
ドレスとのバランスを考えつつ、「華やか」と「派手」の境目を間違えないようにしましょう。
ココがポイント⑤
夕方から夜の結婚式ならドレスに合わせ華やかに!ラメできらめきをつけてもOKです。けれど大粒は避け、品を失わないように気をつけましょう。
結婚式お呼ばれメイクのマナーと注意すべき5つのポイント・コツ|まとめ
今回のポイント
- 結婚式のお呼ばれメイクは、開催される時間帯や場所、当日の役割による装いの格、ドレスコードに合わせましょう。
- ドレスコードに合わせるのと同じくらい大切なのは「花嫁が引き立つような」メイクであることです。
- 派手すぎはNGですが、メイクをしていないようなナチュラルメイクもNG。モードメイクもNGです。
- 昼間の結婚式では強く光るメイクは避け、パールのシャドウやセミマットな口紅で上品に。
- 夕方~夜の結婚式ではドレスに合わせて華やかな、でもあくまで上品なメイクを心掛けましょう。
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マナーがきっちり決まっている服装やヘアとちがい、メイクについては「こうでなければいけない」という厳密なものはありません。
しかし決まったマナーがなくても、服装やヘアとのバランスを考えれば、自然とふさわしいメイクというものは決まってきます。
ご自分の年齢や立場、結婚式や披露宴のフォーマル度など、シチュエーションに合わせた、ふさわしいメイクがを目指しましょう。