こんにちは、立体メイクコスメで部屋があふれかえっている室長のすこみみ( )です。 @scomimicosme1
立体小顔をつくるメイクとして、コントゥアリングがようやく日本でも定着しつつありますが、それとは少々趣の異なる、ストロビングという、ハイライトを使った小顔メイクテクニックをご存じですか?
実はこのストロビング、使うコスメもメイク方法もハイライトだけなのでシンプルだから、コントゥアリングよりも日常のメイクに取り入れやすい小顔メイクなんです。
今回は“ストロビング”が流行した経緯からその方法、おすすめのコスメと動画まで、たっぷりご紹介します。
小顔メイク"ストロビング"とは
ストロビングとはその名の通り、ストロボがあたったかのような艶をつくり、光と影のコントラストで小顔に見せるメイクです。
その艶はオイリーなものではなく、パールのきいた艶。
パールの入ったハイライトクリームだけを使って
高さを出したいところに艶を与えるのが特徴です。
コントゥアリングが影色のクリームやパウダーのシェーディングと、明るい色のハイライトクリームやパウダーの両方を使うことで輪郭を浮き立たせるのに対し、ストロビングでは、高い部分にしっかり艶を与えるだけ。
シェーディングやブロンジングはいっさい使いません。
しかしハイライトをしっかり入れた結果、光が当たった時に影になる部分がはっきりし、そのことによって輪郭が浮き立ち、小顔に見えるのです。
小顔メイク"ストロビング"流行のきっかけ
ストロビングがコントゥアリングに続く小顔メイクとして海外でメジャーになってきたのは2015年頃。
海外セレブを中心にどんどんみられるようになってきました。
もちろん、その第一人者といってよいのはこの方。
Photo: Instagram/Kim Kardashian
そう、キム・カーダシアンです。
この春夏、自身のコスメブランドを立ち上げ、ハイライトやシェーディング用のコスメがあっという間に売り切れたことでも話題です。
コントゥアリングがそうだったように、日本にこうしたメイクの流行が入ってくるのは少し遅いので、ストロビングも今年になってようやく、ハイライトを使った新しい小顔メイクとして紹介されることが増え、コスメも増えてきた感じです。
世界的に言えばやや遅い感じですが、日本では今まさに旬の小顔メイクといってよいでしょう。
ストロビングに使うハイライトと小顔メイクの方法
ストロビングがどんなものかおわかりいただいたところで、いよいよストロビングによる小顔メイク方法を見てみましょう。
ストロビングに使うハイライトコスメやツール
ストロビングに使うアイテムはあまり多くありません。
コントゥアリングに比べるとずいぶんコスパがよいといっていいでしょう。
- ハイライター(クリーム/スティック/パウダー)使うファンデーションや欲しい艶の程度などによって、アイテムを単品もしくは複数使います。
どちらかというと、よりしっとりつやつやになじませることができる
クリームが最も向いているのではないかと思います。
スティックタイプはクリームに近く、さらにしっかり光らせることができるので
つける場所に合わせて使い分けても良いのでは。
- ハイライターブラシ、ビューティブレンダーなどのメイクスポンジ写真は私の持っているハイライト用ブラシの一部です。パウダータイプであれば、小さめのファンブラシ(画像下)や
毛足が長くてふわふわのハイライターブラシ(画像上)があったほうが
艶を生み出しやすいのでぜひおすすめしたいですね。
ストロビングに向くハイライターの色
ベージュ系、ゴールド系、ホワイト系、ピンク系、イエロー系、コッパー系など、ハイライターにはいろいろな色味があります。
特にこれ、と決まってはいませんが、私の経験でいうとしっとりと肌に馴染みやすいクリーム系はあまり色を選びませんが、パウダー系は、質感のためか、肌から浮いて見えるものもあるので注意が必要です。
ブルべでとても色白な欧米のYouTuberさんの真似をして買ったかなり明るいピンク系パウダーハイライターは、イエベ明るめ~標準色の私の肌につけるとどんなに丁寧にブラシを往復させても浮いて見え、反対に肌より明るめのベージュ系や淡いピーチ系、ローズゴールド系はきれいに馴染みました。
いろいろ試して自分の肌色に合うものを選びましょう。
ストロビングによる小顔メイクの方法
ハイライトを入れる場所
この記事の最初の写真で見てみると、入れる場所はこんな感じ。
- 額
- 両眉骨の下(写真のように上にも仕込むことあり)
- 両頬
- 目頭
- 鼻筋
- キューピッド弓(唇の山の部分)
- 顎先(唇の下)
鼻筋以外は骨格的にもともと高いところをさらに目立たせるわけですから、あまり悩まないでよいと思います。
また、鼻筋についてはあまり長くのせるより、両目の内側のやや低めの部分と鼻の先とに分けるほうがかわいらしくて自然に見えるので私的におすすめです。
肌にのせる順番
クリームタイプとパウダータイプとで異なります。
クリームタイプは下地の後、ファンデの前に馴染ませるか、ファンデの後、パウダーの前に馴染ませます。
最近のクリームハイライターは優秀なので、艶をもう少し足したい時はファンデの前後の両方で使っても大丈夫だと思います。
指?ブラシ?
クリームタイプであれば指かブラシで優しくのばします。
ブラシは、クリームシャドウに使える平筆(画像下)か、デュアルタイプで毛がまばらに植わっているもの(画像上)を使って丁寧にのせていきましょう。
パウダータイプであれば、先ほど挙げたブラシを使って肌に軽くブラシを置いたら左右に動かし、肌を磨くようにつけます。
注意点
保湿はしっかり
乾燥している所にハイライトを入れると目立ちます。しっとりさせれば自然のツヤ感がUP!
クリームタイプをつけるときは時間をかけすぎない
重ねづけに時間をかけすぎると、先につけた分が乾いてしまってヨレやすくなります。
普通のハイライトよりもしっかりめに入れる
ストロビングはコントゥアリングと違い、ツヤだけで高さを出すテクニックです。 しっかり入れたほうが高さがより強調され、 そのぶん光が当たった時に影になる部分との差が出て小顔効果が高まります。
ストロビングで小顔メイクするのにおすすめのハイライト
最近はプチプラからデパコスまで、各ブランドからたくさんのハイライトが出ていますが、ここでは各タイプから少しずつおすすめのものをご紹介します。
クリームタイプ
ストロボクリーム / M・A・C
50ml 全5色
(ピンクライト・ピーチライト・シルバーライト・レッドライト・ゴールドライト)
下地として顔全体にも使え、ストロビングとしてポイントづかいもできます。
柔らかいテクスチャーでのびがよく、とても使いやすいです。
もともとあったピンクに加え、今は全部で5色とバリエーションが増えました。
マスターストロビングクリーム / メイベリンニューヨーク
全2色(01ヌード・02ピンク)
メイベリンがストロビング用のコスメを出ました。
ヌードはイエベ向き、ピンクはブルべ向き。
ファンデ:商品=2:1の割合で混ぜて使いますが、
さらにこちらだけを重ねづけしてもOK。
シマリング グロー デュオ / THREE
全2色(01・02)
シェーディングカラーと一緒にコンパクトに入ったクリームハイライト。
私は明るめの01を使っています。
クリームなのですが、肌に乗せるとパウダーのようにサラリと変化します。
ルミナイザー / rms beauty
肌にとても優しくて自然な光り方をするので大人気のrmsのルミナイザー。
ホワイトパールですが、本当に自然な輝き方をしますし、まるでスキンケアのような肌ざわりです。
スティックタイプ
マスターストロビングスティック / メイベリンニューヨーク
全2色(01ヌード・02ピンク
メイベリンはスティックタイプも同時に出しました。
色展開もクリームと同じなので、例えばファンデの前にクリームを使い(ファンデと混ぜても〇)、そのあとでさらに光らせるのにこちらを使ってもよいと思います。
ハイライトスティック / セザンヌ
全1色(パール入りホワイト)
セザンヌのハイライト・シェーディングスティックは安いのに優秀だと大人気。
はじめてストロビングを試す方はプチプラのこちらから気軽に始めてみてもよいと思います。
パウダータイプ
エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ / M・A・C
全7色(ブロンザー寄りの色もあり)
ハイライト用のパウダーがたくさんあるMACですが、このパウダーの濡れたようなツヤは特別すばらしい!
明らかにパウダーなのですが、クリームのようにしっとりした感じなのです。
私の一押しカラーはシルバーの輝きを持つベージュ「ダブル クリーム」。誰にでもぴったりくる色だと思います。
M・A・Cはほかにも
- ミネラライズスキンフィニッシュ ソフト&ジェントル
- ミネラライズスキンフィニッシュ ライトスカペード
がおすすめです(どれもよくて選べません!)。
シンディー ルーマナイザー / The Balm
パッケージがどれもかわいい、The Balmのコスメ。
アイシャドウにも使えるハイライターの「ルーマナイザー」は他にも「メアリー」「ベティー」があり、私はベージュゴールド系の「メアリー」を持っています。
こちらの「シンディー」はピーチピンクでストロビングにもよく合う色だと思います。
まとめ
- 海外で流行の始まった小顔メイク術「ストロビング」をご紹介しました。
- ハイライトとシェーディングで作るコントゥアリングと異なり、ストロビングはハイライトだけで作ります。
- ハイライトをしっかり使うことで光を当てた時に影もでき、それによってメリハリが生まれるというメイクです。
- クリーム・スティック・パウダーを使い分けて作りますが、ツヤ重視のメイクなので、クリームやスティックを上手に使うのがおすすめです。
シェーディングを駆使したコントゥアリングをしていると、もっとシンプルなメイクをしたくなることがあります。
そんなときにストロビングはぴったりです。
光がまぶしく、服装も軽い夏の季節、反対に、冬の白一色のファッションなどにもストロビングはしっくりくると思います。
ぜひ一度お試しくださいね。