ヘアスタイルが決まらないまま出かけると、一日じゅうどんより気分が続くすこみみ(@scomimicosme1)です。
あなたにも思い当たる節があると思いますが、50歳を迎える頃になると、女性の髪質って、変わってきますよね。
髪のボリュームがなくなり「トップがすぐにヘタる」「分け目付近の地肌が透けて見える」「髪がうねる」…など、前には感じなかった髪の悩みのせいで、シャンプーやスタイリング剤など、大人の女性向け新製品が気になって、ついつい手を出してしまうことってあるんじゃないでしょうか。
シャンプーのしかたや髪の乾かし方など「(道具やヘアケア剤を)どう使うか」の部分が、髪のボリュームアップやうねりのような変なクセをとるためにはとっても大切。とくに、毎回のシャンプー後~ドライヤーでの一工夫は重要なんです。
実は、プロの美容師さんに教えていただいたり勉強したりしてそこに気を配るようになって、私の髪の悩みは半減、いえ、もっとなくなりました。
そこで今回は、髪のボリュームをアップしておしゃれなヘアスタイルを簡単に作るために必要な、ドライヤーをかける時のポイントをお教えします。
髪のボリュームアップに必要なのは「丁寧に整えすぎない」こと!
自然でおしゃれなニュアンスヘアの方がおしゃれなのに、ブラシできれいにブローしたり、巻いでもカールを崩さなかったりしがちな私たち50代。
今はきっちり揃った、乱れなく、いかにもセットしました、というヘアスタイルはおしゃれじゃありません。
また、きれいに梳かしつけてしまうと、せっかく出たボリュームを押さえてしまうことにもなります。
髪のボリュームアップのためには、丁寧に整えすぎないことが大切なんです。
髪のボリュームアップのためには、自然乾燥ではなくドライヤーで乾かすことが大事
シャンプーしたら自然乾燥で髪を痛めないように、と思っていませんか?
でも実は、ドライヤーを使ったほうが、髪や頭皮のためにはいいんです。
髪の毛を洗ってすぐに乾かさず放っておくと、髪や頭皮に水分がついたままとなるため菌が繁殖しやすく、かゆみやフケ、臭いの原因になります。
また髪のボリュームも、根元に風を通さないことで出にくく、さらにうねりやくせも出やすくなってしまうのです。
完全に乾かさないまま寝てしまうと、枕との摩擦で髪も痛みます。
髪を洗ったら、タオルドライで水分を取り、その後すぐにドライヤーをかけるように気をつけましょう。
- シャンプーを終えたら水気をしっかり絞る
- タオルドライで髪と頭皮の水分を吸い取る
- 乾かす前に粗い目の櫛かブラシで毛先から梳かす
- アウトバストリートメントをつけるなら毛先中心に
- ドライヤーで乾かす。ブラシや櫛は使わずに。
この手順で行うと、髪を傷めず、すばやく乾かすことができます。
髪のボリュームアップのためには、タオルドライをしっかりと!
まずは水気をしっかり絞る
シャンプー・コンディショナーを終えたら、タオルドライをする前に、摩擦に気をつけながら髪を絞って水気をしっかりとっておきます。
まだ絞れる水分が残っているのにタオルドライしたり、そのままドライヤーをかけると時間がかかって髪を痛める原因にもなりますし、中途半端に乾かし終えればボリュームダウンしてしまうので気をつけて。
タオルドライはしっかりと。
ドライヤーをかける前にタオルドライをしっかり行うと、ドライヤー時にしっかり根元が乾くのでボリュームアップにつながります。
生乾きを防ぐために、頭皮の水分もしっかりとりましょう。吸水性の高いタオルを頭にかぶせたら、指の腹で頭皮をマッサージするようにして水気を拭き取ります。
つぎにタオルで髪の毛全体を挟み、両手でおさえるようにして水気を吸い取らせます。
こうすることでドライヤーをかける時間を短かくでき、髪を痛めるのを防ぐこともできます。
ドライヤーで乾かす前に粗い歯の櫛かブラシで毛先から梳かす
ドライヤーで乾かす前に、いったん写真のような粗い歯の櫛やブラシで髪を梳かします。
前髪がない場合は後ろの毛先から、前髪を作っている場合は前髪から、丁寧に梳かします。
前髪がある場合は、梳かすのも乾かすのも前髪から。一番乾きやすく、くせもつきやすいので、この順番はとても重要です。
髪のボリュームアップを狙うなら、洗い流さないアウトバストリートメントは毛先のみ!
お風呂から出た後に使う、洗い流さないアウトバストリートメントを使うなら、適量(つけすぎはNG)を手のひらにとり、両手をこすり合わせて指の間にまで均等にのばしてから、毛先を中心につけるようにしましょう。
根元から中間にかけての部分につけるとボリュームダウンしてしまうので気をつけて。
アウトバストリートメントの使用や種類選びは、自分の髪型・髪質で決めるといいでしょう。
髪をボリュームアップさせるならドライヤーは毛束を持ち上げて根元から中間にしっかりと
ここまでしてから、いよいよドライヤーをかけます。
ドライヤーをかける時は毛束を持ち上げ、根元から中間に風をあてる
ボリュームアップさせるなら、ドライヤーをかけるときは毛束を写真のようにして持ち上げ、風は根元から中間にしっかりあてるようにしましょう。
毛先はダメージがある場合が多く、カットで軽くしている場合もあるためすぐに乾きます。ここにはほとんど風をあてる必要はありません。反対に根元から中間の部分は髪も密集しているため乾きにくく、中途半端にするとボリュームダウンしてしまいます。
一般のドライヤーの場合、髪や頭皮に近づけすぎれば熱で痛めてしまいます。10㎝程度離し、ドライヤーをすこし動かして1か所に熱が当たりすぎないようにしましょう。
ドライヤーは振りながら髪にあてる
キューティクルは根元から毛先に向かっているので、乾かす時には根元から毛先に向かって風をあてます。
乾かす時は1点に集中させてあてないようにし、風を散らすようにドライヤーを振ってあてるようにするのがおすすめ。
そして痛みやすく乾きやすい毛先は最後に乾かします。
特にボリュームを出したい後ろは下を向いてドライヤーを
髪のボリュームを特に出したい後ろ部分を乾かす時、そしてロングヘアの方なら、下を向いてドライヤーをかけましょう。
しっかり根元から中間にかけて風が入るため乾かしやすく、ボリュームも出やすいのでらくちんです。
乾かしたら最後に頭を起こし、手で整えましょう。櫛やブラシで梳かすと意味がなくなってしまうので気をつけて。
室長おすすめ「復元ドライヤー」は、近づけて乾かすほうが髪や肌に良い優れもの
復元ドライヤーのばあい、美髪・美容の効果を高めるために、一般のドライヤーとは逆に「しっかりあてる」「近づける」ことが必要なので、あまり動かしすぎずに乾かしたいところ1か所にあてる使い方をします。
短時間で乾くし、流行しているほかのドライヤーと違って比較的安いので、私はとても気に入っています。
髪をボリュームアップさせるなら、ドライヤー時はブラシではなく手を使う
ドライヤーをかける間は、ドライだけでなくブローで形作るときも、ブラシやくしは使わないほうがボリュームアップできます。
表面を整えようとして上から梳かしつけるようにしたり、ドライヤーの風を表面に当てたりすると、ボリュームダウンにつながります。
髪を手で持ち上げて根元から中間に風をあてる、特にボリュームをつけたいところは鷲づかみするようにするなどしてみましょう。
サイドの流れを作る場合も、乾かしてからヘアアイロンでカールをゆるくつけてからなじませるようにしたほうがふんわり仕上がり、スタイルも今らしい感じになります。
タオルドライからドライヤーまでのおすすめ動画
ポイントがわかりやすい動画をさがしてみました。
実際の動きを参考にしてみてくださいね。
髪をボリュームアップしたいときのドライヤーのかけ方、乾かし方 まとめ
今回のポイント
- 髪のボリュームアップに必要なのは「丁寧に整えすぎない」こと!
- 自然乾燥ではなくドライヤーで乾かすことが大事
- ドライヤー前はタオルドライをしっかりと!
- 乾かす前に粗い歯の櫛かブラシで毛先から梳かし、アウトバストリートメントを使うなら毛先中心に
- 髪をボリュームアップさせるならドライヤーは毛束を持ち上げて根元から中間にしっかりと
- ドライヤー中はブラシ・櫛を使わず手ぐしのみで
シャンプーにお金をかけすぎなくても、こうした道具の「使い方」で髪のボリュームアップに大きな違いが出てきます。